アイリスオーヤマの掃除機を使っていて、最近調子が悪いなと感じることはありませんか?
実は多くのユーザーが同じような悩みを抱えているんです。
せっかく購入した掃除機が思うように動かないと、日々のお掃除も憂鬱になってしまいますよね。でも大丈夫、多くの場合は簡単な対処法で解決できることが多いんです。
アイリスオーヤマ掃除機の故障が多いと感じる原因には、掃除機の寿命や日頃のメンテナンス不足などが関係しています。故障の各症状を正しく理解し、適切な対処を行うことで、長く愛用できるようになります。
また、吸引力を上げる方法やバッテリーの値段、互換バッテリーの選び方なども知っておくと、より快適に使い続けることができるでしょう。
この記事では、アイリスオーヤマ掃除機でよくあるトラブルの原因と解決方法、そして長持ちさせるためのコツを詳しくご紹介していきます。
アイリスオーヤマ掃除機の故障が多い原因と対策

掃除機の調子が悪くなると、まず「故障かな?」と心配になりますが、実は多くの場合は故障ではなく、ちょっとしたメンテナンス不足や使い方の問題であることが多いんです。
ここでは、アイリスオーヤマの掃除機でよく起こるトラブルの原因を詳しく解説し、それぞれの効果的な対策方法をご紹介していきます。
掃除機の一般的な寿命
アイリスオーヤマの掃除機を長く使っていると、「最近調子が悪いかも」と感じることがありますよね。実際のところ、掃除機にはどれくらいの寿命があるのでしょうか?
内閣府の調査によると、掃除機の平均寿命は約7.2年とされています。ただし、これは掃除機のタイプによって大きく異なるんです。サイクロン式の掃除機では約7年、紙パック式では約10年が目安となっています。
サイクロン式の寿命が短い理由は、ダストカップに直接ゴミを溜めるためフィルターの劣化が早いことが挙げられます。一方で紙パック式は、ゴミ捨てのたびにフィルターごと交換するような仕組みなので本体への負担が少ないんですね。
また、家電製品には補修用性能部品の保有期間というものがあります。掃除機の場合は6年間と定められているため、購入から6年以上経過した製品が故障した場合、修理用の部品が手に入らない可能性があることも知っておきましょう。
私も家電量販店で働いていて感じるのですが、掃除機の寿命は使用頻度やメンテナンスの仕方によって大きく左右されます。毎日使用するご家庭と週末だけのご家庭では、当然ながら劣化のスピードが変わってくるんです。
メーカー保証は何年まで?

アイリスオーヤマの掃除機を購入された方が気になるのが、保証期間の長さですよね。
基本的にアイリスオーヤマの掃除機には、購入日から1年間のメーカー保証が付いています。
しかし、アイリスプラザの会員になることで、無料で1年間の延長保証を受けることができるんです。つまり、会員登録をするだけで合計2年間の保証を受けられるということになります。これは嬉しいサービスですよね。
Amazonなどのネット通販では、追加料金を支払うことで5年保証を付けることも可能です。長期間安心して使いたい方は、購入時に検討してみると良いでしょう。
ただし、保証の対象外となるケースもあります。使用上の誤りや不当な修理・改造による故障、落下などによる損傷、火災や地震などの天災による故障は有料での修理となってしまいます。
また、一般家庭用以外での使用(業務用の長時間使用など)による故障も保証対象外となるため、注意が必要です。保証を有効活用するためにも、取扱説明書に従った正しい使用方法を心がけることが大切ですね。
髪の毛を吸わない時の改善方法
掃除機をかけているのに髪の毛が全然吸い取れないという経験はありませんか?
これは実は珍しいことではなく、特定の原因があることが多いんです。
最も多い原因は、回転ブラシに髪の毛が絡まってしまうことです。掃除機のヘッドに付いている回転ブラシは、髪の毛や糸などの長いものを巻き取りやすい構造になっています。
特に長い髪の毛は、短い髪の毛と違ってブラシにぐるぐると巻き付いてしまうため、絡まりやすいんですね。
回転ブラシに髪の毛が絡まってしまった場合の対処法は、まず電源プラグを抜いてから安全に作業することです。ハサミや手芸用のリッパーを使って、絡まった髪の毛を慎重にカットしてから引き抜きます。
また、掃除機のヘッドにはサイドにローラー(車輪)が付いているのですが、ここに髪の毛が絡まることもあります。ローラーに髪の毛が絡まると、ヘッドの動きが悪くなって吸引力が落ちるだけでなく、床を傷つける危険性もあるので注意しましょう。
予防策としては、掃除機をかける前に目に見える長い髪の毛を拾っておくことが効果的です。粘着ローラーを使って事前に髪の毛を取り除いておくのもおすすめですね。
髪の毛が長い家族が多いご家庭や、ペットを飼っているご家庭では、特にこまめなメンテナンスが必要になります。
充電できない時の確認事項と対策

コードレス掃除機を使っていて、「充電ができない」という状況に遭遇したことはありませんか?
これは意外とよくあるトラブルで、いくつかの原因が考えられます。
まず確認したいのが、バッテリーの状態です。
バッテリーが劣化していたり、完全に放電してしまっている場合、充電ができなくなることがあります。この場合は、バッテリーを数時間放置してから再度充電を試してみてください。それでも改善しない場合は、バッテリーの交換が必要かもしれません。
次に確認すべきは、充電器と掃除機の接続部分です。
ここにゴミやほこりが溜まっていると、接触不良を起こして充電ができなくなってしまいます。接続部分を清潔に保ち、しっかりと接続していることを確認しましょう。
充電器自体に問題がある場合もあります。
充電器のコードが断線していたり、内部の電子部品が故障していると、正常な充電サイクルが機能しません。この場合は専門家による診断が必要になるため、メーカーのサポートに相談することをおすすめします。
また、充電時のインジケーターの点滅パターンも重要な手がかりになります。
取扱説明書やメーカーのウェブサイトには、点滅パターンに関する具体的な情報と対処法が記載されているので、確認してみてください。
これらの確認事項を試しても問題が解決しない場合は、アイリスオーヤマのカスタマーサポートに相談するのが最も確実な解決方法です。
回転ブラシが動かない時の対処法

掃除機の回転ブラシが突然動かなくなってしまった場合、まず慌てずに原因を特定することが大切です。実は、多くの場合は簡単な対処で解決できることが多いんです。
最も多い原因は、保護装置が作動していることです。回転ブラシに異物を挟み込んでしまったり、ヘッドの空気取り入れ口にゴミが付着した状態で運転を続けると、モーターの過熱を防ぐために保護装置が働きます。
この保護装置には解除するためのスイッチなどはなく、運転を停止してから約1時間後に自動的に解除されます。異物を挟み込んでいる場合は、電源プラグを抜いて異物やゴミを取り除き、約1時間待ってから再度使用してみてください。
パワーブラシ搭載機種の場合、回転ブラシの設定が「切」になっていることも考えられます。「パワーブラシ切/入」スイッチを確認して、ブラシが回転するか試してみましょう。
本体、ホース、延長管、ヘッドなどの接続部分がしっかり接続されているかも確認ポイントです。また、延長コードを使用していたり、他の電気製品と同時にコンセントを使用していると、ブラシが回転しないことがあります。定格15A以上・交流100Vのコンセントを単独で使用することをおすすめします。
なお、回転ブラシはヘッドを床面から浮かせると回転が止まる構造になっているので、これは正常な動作です。延長管を使わずに本体やホースにヘッドを直接接続した時だけブラシが回転する場合は、配線の断線が疑われるため、修理相談窓口への相談が必要になります。
電源が入らない場合のチェックポイント
掃除機の電源が入らないトラブルは、故障を疑う前にいくつかの基本的なポイントをチェックすることで解決する場合が多いです。
まず確認したいのが、チャイルドロックの状態です。
小さなお子さんがいるご家庭では、誤操作を防ぐためにチャイルドロック機能がオンになっていることがあります。この機能がオンになっている間は、電源ボタンを押しても掃除機は起動しません。
次に、電源周りの確認も必要です。
電源プラグがコンセントにしっかりと差し込まれているか、ブレーカーが落ちていないかを確認しましょう。停電中や、他の大型家電製品と同時使用によりブレーカーが落ちている場合は、当然ながら掃除機は動作しません。
掃除機内部の保護装置が作動している可能性もあります。
ゴミが詰まった状態で無理に使用していると、モーターの過熱を防ぐために保護装置が働き、電源が入らなくなることがあります。ノズルやパイプ、吸込口にゴミが詰まっていないか確認してみてください。
コードレス掃除機の場合は、バッテリーの状態も重要なチェックポイントです。
バッテリーが完全に放電している、または寿命を迎えている場合は、充電しても電源が入らないことがあります。
これらの基本的なチェックポイントをすべて確認しても電源が入らない場合は、スイッチの接触不良など内部の故障が考えられます。素人では対処できない部分なので、メーカーや販売店、修理店に相談することをおすすめします。
アイリスオーヤマ掃除機の故障が多い|長く使うコツ

掃除機を長持ちさせるためには、日頃からの適切なお手入れと使い方のコツを知っておくことが重要です。
ここでは、吸引力を維持する方法から、バッテリーの上手な管理方法まで、掃除機を長く快適に使い続けるための実践的なテクニックをお伝えしていきます。
吸わない原因と解決方法
掃除機の吸引力が弱くなってきたと感じたら、まずはその原因を特定することが解決への第一歩です。意外と簡単な対処で改善することが多いんですよ。
最も多い原因は、フィルターにゴミが溜まりすぎていることです。
掃除機のフィルターは使用するほど汚れていき、これを放置するとゴミが溜まりすぎて吸引力に大きく影響してしまいます。紙パック式の掃除機でも同様で、ゴミが溜まりすぎると吸引力が著しく低下します。
サイクロン式の場合は、ダストカップの中だけでなく、フィルター部分の掃除も欠かせません。
フィルターは水洗いできるものが多いので、定期的に清掃することで吸引力を維持できます。ただし、水洗い後は完全に乾燥させてから使用することが重要です。
ホースや延長管の内部にゴミが詰まっている場合もあります。
特に大きなゴミや長い髪の毛、糸くずなどが詰まりやすく、これが吸引力低下の原因となることがあります。ホースを外して反対側から覗いてみたり、細い棒状のものでゆっくりと押し出してみてください。
先ほどもお伝えしたように、回転ブラシに髪の毛や糸が絡まっていることも吸引力低下の大きな要因です。
ブラシが正常に回転していないと、ゴミを掻き上げる効果が減少してしまいます。
これらの清掃やメンテナンスを行っても吸引力が回復しない場合は、掃除機本体の故障が考えられます。モーターの劣化や内部部品の故障などは専門的な修理が必要になるため、メーカーや修理店への相談をおすすめします。
吸引力を上げるには?

掃除機の吸引力をより効果的に活用するためには、いくつかのコツがあります。日頃から意識することで、掃除の効率を大幅に向上させることができるんです。
まず基本となるのが、定期的なメンテナンスです。
フィルターの清掃は月に1回程度、ダストカップの清掃は使用後毎回行うことで、常に最大の吸引力を維持できます。特にサイクロン式の場合、ダストカップが満杯に近い状態では吸引力が大幅に低下するため、こまめなゴミ捨てが重要です。
掃除機のヘッドと床面の密着度も吸引力に大きく影響します。
ヘッドを床面にしっかりと密着させ、ゆっくりと動かすことで効率的にゴミを吸い取ることができます。急いで掃除機をかけてしまうと、表面のゴミしか取れずに奥に入り込んだゴミを見逃してしまうことがあります。
吸引力の設定も使い分けることが大切です。
フローリングでは標準モード、カーペットや絨毯では強モードを使用するなど、床材に応じて適切な設定を選びましょう。ただし、強モードを多用するとバッテリーの消耗が早くなるため、必要に応じて使い分けるのがポイントです。
また、掃除する順序も工夫してみてください。
まず大きなゴミを手で取り除き、その後に掃除機をかけることで、ホースやノズルの詰まりを防ぎ、効率的な掃除ができます。
コードレス掃除機の場合は、バッテリーの充電状態も吸引力に影響します。
バッテリー残量が少なくなると吸引力も低下するため、定期的な充電を心がけることも大切ですね。
ヘッド分解してメンテナンスする方法
ヘッド部分は最もゴミが溜まりやすく、定期的な分解清掃が性能維持の鍵となります。安全に作業を行い、掃除機を長持ちさせましょう。
水洗い後は必ず完全乾燥させてから組み戻してください。湿った状態での使用は故障や感電の危険があります。
月に1回程度の定期清掃で、掃除機の性能を長期間維持できます
掃除機のヘッド部分は最もゴミが溜まりやすい部分であり、定期的な分解メンテナンスが掃除機の性能維持には欠かせません。ただし、分解作業は慎重に行う必要があります。
まず、必ず電源を切り、コードレス掃除機の場合はバッテリーを取り外してから作業を始めてください。安全を確保することが何より重要です。
多くのアイリスオーヤマ掃除機では、ヘッド部分の回転ブラシは簡単に取り外すことができます。ヘッドの両端にあるキャップやカバーを外すと、回転ブラシを引き抜くことができる構造になっています。
回転ブラシを取り外したら、絡まった髪の毛や糸、ペットの毛などを丁寧に取り除きます。ハサミを使って慎重にカットし、手で引き抜いてください。この際、ブラシの毛を傷つけないよう注意しましょう。
ブラシ自体の汚れがひどい場合は水洗いも可能です。ただし取扱説明書で水洗い可能かどうかを必ず確認してください。水洗いした場合は完全に乾燥させてから組み戻すことが重要です。
ヘッドの本体部分も清掃しましょう。内部にゴミやほこりが溜まっていることがあるので、掃除機で吸い取ったり、乾いた布で拭き取ったりして清潔にします。
組み戻しの際は、回転ブラシの向きや位置を正しく合わせることが大切です。間違った向きで取り付けるとブラシが正常に回転せず、故障の原因となる可能性があります。
このようなメンテナンスを月に1回程度行うことで、掃除機の性能を長期間維持することができます。
バッテリーの寿命と交換時期

コードレス掃除機にとって、バッテリーは心臓部とも言える重要な部品です。適切に管理することで長く使用できますが、いずれは交換時期がやってきます。
アイリスオーヤマの掃除機に使用されているリチウムイオン電池は、一般的に500回から1,000回程度の充電が可能とされています。使用頻度や充電方法によって差はありますが、おおよそ2年から3年程度が交換の目安となります。
バッテリーの寿命が近づくと、いくつかの症状が現れます。
最も分かりやすいのが、運転時間の短縮です。満充電しているにも関わらず、以前よりも早く電源が切れてしまうようになります。
また、充電に時間がかかるようになったり、充電器に接続しても充電完了のインジケーターが点灯しなくなったりすることもあります。
さらに症状が進むと、充電ができなくなってしまいます。
バッテリーの寿命を延ばすためには、正しい充電方法を心がけることが大切です。
使用後は毎回充電し「過放電」を防ぎましょう。過放電とはバッテリーを本体に装着したまま長期間放置することで起こる現象で、バッテリーの寿命を大幅に縮めてしまいます。
また、充電のためにバッテリーを取り外す際は、使用後に本体が十分に冷めてから行ってください。熱い状態でバッテリーを取り扱うと、バッテリーの劣化を早める可能性があります。
極端な高温や低温の環境での保管も避けましょう。バッテリーは温度変化に敏感で、適切な環境で保管することで寿命を延ばすことができます。
アイリスオーヤマバッテリー値段と選び方
バッテリーの交換が必要になった際、純正品を選ぶか互換品を選ぶかで迷われる方も多いのではないでしょうか。価格や性能の違いを理解して、適切な選択をすることが大切です。
アイリスオーヤマの純正バッテリーは、各機種専用に設計されており、安全性と性能が保証されています。価格は機種によって異なりますが、一般的に5,000円から8,000円程度が相場となっています。
純正バッテリーの最大のメリットは、品質の安定性と安全性です。
メーカーが動作確認を行っているため、掃除機本体との相性も抜群で、長期間安心して使用できます。また、万が一の故障時にもメーカーサポートを受けやすいという利点があります。
バッテリーを選ぶ際は、まず自分の掃除機の型番を正確に確認することが必要です。
型番は本体の銘板シールや取扱説明書に記載されています。間違った型番のバッテリーを購入してしまうと、使用できないだけでなく、故障の原因となる可能性もあります。
容量(mAh)も選択の重要なポイントです。
容量が大きいほど長時間使用できますが、その分サイズや重量も増加し、価格も高くなります。使用頻度や掃除する範囲を考慮して、適切な容量を選びましょう。
購入する際は、正規販売店やメーカー公式サイト、信頼できるネットショップを利用することをおすすめします。安価な模倣品や品質の悪い製品を避けるためにも、購入先の選択は慎重に行いましょう。
互換バッテリーへの交換方法と注意点

純正品以外の選択肢として、互換バッテリーを検討される方もいらっしゃるでしょう。互換バッテリーには価格面でのメリットがありますが、選択や使用には十分な注意が必要です。
互換バッテリーの最大の魅力は価格の安さです。
純正品の半額程度で購入できるものも多く、コストを抑えたい場合には魅力的な選択肢となります。また、純正品よりも容量が大きい製品もあり、より長時間の使用が可能になる場合もあります。
しかし、互換バッテリーにはリスクも伴います。
品質にばらつきがあり、安全性が十分に検証されていない製品も存在します。最悪の場合、発熱や発火の危険性もあるため、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが重要です。
互換バッテリーを選ぶ際は、PSEマークが付いているものを選びましょう。
PSEマークは電気用品安全法に基づく安全基準をクリアした製品に付けられるマークで、一定の安全性が保証されています。
また、保護回路が内蔵されているバッテリーを選ぶことも大切です。過充電や過放電、短絡などからバッテリーを守る機能があり、安全性が向上します。
交換作業自体は比較的簡単ですが、必ず取扱説明書の手順に従って行ってください。バッテリーは正しい向きで取り付け、コネクターがしっかりと接続されていることを確認しましょう。
互換バッテリーを使用する場合、メーカー保証の対象外となる可能性があることも理解しておく必要があります。
互換品が原因で掃除機本体に故障が生じた場合、修理費用が高額になることもあるため、この点を十分に検討した上で選択することをおすすめします。
総括:アイリスオーヤマ掃除機は故障が多い?
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。