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こたつ布団に乾燥機はダメ?縮みや中綿の偏りを防ぐプロの洗濯術

こたつ

寒い季節、家族みんなの憩いの場となるこたつ。
毎日使うものだからこそ、食べこぼしや汗、皮脂汚れなどが気になって「スッキリ洗いたい!」と思うこと、ありますよね。

でも、あんなに大きくて分厚いこたつ布団、洗濯した後はどうやって乾かせばいいのでしょうか?

「コインランドリーの乾燥機なら一発でふわふわになるんじゃない?」と考えて検索されたあなた、ちょっと待ってください。実はその判断、大切なこたつ布団をダメにしてしまうだけでなく、思わぬ事故につながる可能性さえあるんです。

私が家電量販店の店頭に立っていても、「乾燥機にかけたら中綿が寄って使い物にならなくなった」「熱で手触りがガサガサになった」といった悲しい失敗談を耳にすることが少なくありません。

この記事では、なぜこたつ布団に乾燥機を使うのがダメと言われるのか、その理由を素材や構造の視点から分かりやすく解説します。

もちろん、絶対にダメと言うだけではありません。
「じゃあどうすればいいの?」という疑問にしっかりお答えするために、布団乾燥機を使った賢いケア方法や、プロも実践する干し方のテクニック、そして今のこたつ布団におすすめの最新家電まで、私なりの視点でたっぷりとご紹介します。

これを読めば、もうこたつ布団のお手入れで迷うことはなくなりますよ!
ぜひ最後までお付き合いくださいね。

この記事のポイント
  • 乾燥機がNGな3つの理由
  • 失敗しない洗濯表示の確認方法
  • 布団乾燥機やM字干しの活用術
  • おすすめの乾燥機とクリーナー
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こたつ布団に乾燥機はダメなのか理由を解説

ドラム式洗濯乾燥機のイラストの上に、大きく赤色でバツ印が描かれた禁止イメージ

「早く乾かしたいから」という理由だけで乾燥機を使ってしまうと、取り返しのつかないダメージを負うことがあります。

まずは、こたつ布団ならではの構造や素材の特性を知り、なぜ一般的なタンブル乾燥がリスクとなるのか、そのメカニズムをしっかり理解しておきましょう。

熱による素材の縮みや劣化

こたつ布団の手触り、ふわふわで気持ちいいですよね。
最近のこたつ布団は、肌触りを良くするために「マイクロファイバー」や「フランネル」といった化学繊維が使われていることが多いんです。

これらの素材は極細の繊維でできているため、非常にデリケート。乾燥機の高温の熱風にさらされると、繊維が熱で縮んだり、溶けて固まったりしてしまうことがあります。

店頭でお客様から「洗ったらゴワゴワになって、以前のような滑らかさがなくなった」というご相談を受けることがあるのですが、詳しくお話を伺うと、高温で乾燥機にかけてしまったケースがほとんどなんです。

一度熱変性してしまった化学繊維は、柔軟剤を使っても元には戻りません。

こたつ布団の繊維の拡大図比較。Beforeはふわふわだが、Afterは熱風により溶けてゴワゴワに固まっている様子

裏面の加工にも注意!

こたつ布団や敷き布団の裏面に「滑り止め加工」がされている場合、乾燥機の熱でそのゴムや樹脂部分が溶けてベタベタになったり、ボロボロ剥がれ落ちたりすることもあります。見えない部分だからといって油断は禁物ですよ。

また、表面の生地だけでなく、縫製の糸やパイピング(縁取り)部分など、異なる素材が組み合わさっている箇所も要注意です。

素材ごとに熱に対する収縮率が違うため、乾燥機にかけると全体が歪んで波打ってしまい、こたつに掛けたときに隙間ができる原因にもなりかねません。

せっかくの保温性が台無しになってしまいますよね。

回転で中綿の偏りが起きる原因

こたつ布団に乾燥機が「ダメ」と言われるもう一つの大きな理由が、「物理的な衝撃」による構造の破壊です。

コインランドリーや家庭用のドラム式洗濯乾燥機で行われる「タンブル乾燥」は、ドラムを回転させながら洗濯物を上から下へと叩きつけるように動かして乾燥させます。

タオルやTシャツならこれでふんわり仕上がるのですが、中綿がたっぷり入ったこたつ布団には、これが致命的なダメージになるんです。

こたつ布団の中綿は、一般的にキルティング加工で固定されていますが、濡れて重くなった状態で激しく叩きつけられると、中綿がちぎれたり、片側に寄ったりしてしまいます。

これを専門用語で「マイグレーション」と呼んだりしますが、一度寄ってしまった中綿を元通り均一に戻すのは至難の業です。

乾燥機のドラム内でこたつ布団が回転し、衝撃で中綿がちぎれて団子状に偏るマイグレーション現象の図解

「中綿の偏り」が招く悲劇

  • 布団の真ん中だけ綿がなくなってペラペラになる(保温性ゼロ)
  • 端っこに綿が固まって団子状になる
  • 見た目がボコボコになり、こたつテーブルが安定しなくなる

特に、こたつ布団のような大物を容量ギリギリの乾燥機に無理やり詰め込むと、ドラムの中で布団がうまく広がらず、同じ箇所ばかりが擦れて生地が破れたり、毛玉だらけになったりする原因にもなります。

「入るから大丈夫」ではなく、「中で余裕を持って動くか」が重要なんですが、こたつ布団サイズとなると、それが難しいのが現実なんですよね。

油分残りと熱によるリスク

これは少し怖い話になりますが、ご自身の安全のために絶対に知っておいていただきたいことです。

こたつ布団に乾燥機を使うことには、「自然発火」のリスクが潜んでいるんです。
NITE(製品評価技術基盤機構)では、アロマオイルや食用油などの油分が付着した布類を洗濯した場合でも、乾燥機で加熱しないよう注意喚起しています。
(出典:NITE「アロマオイル『1.オイルが付着したタオルが自然発火』」)

こたつは食事をする場所でもありますよね。
知らず知らずのうちに、食べこぼしの油分や、ハンドクリーム、アロマオイル、人の皮脂などが布団に付着しています。

洗濯でこれらが完全に落ち切っていれば良いのですが、分厚いこたつ布団の場合、どうしても汚れが残りやすいんです。

酸化熱による発火のメカニズム

油分が残った状態で乾燥機の熱風を受ける → 油の酸化が急激に進む → 乾燥終了後、畳んでカゴに入れたり積み重ねたりして放置する → 熱が逃げ場を失い蓄熱 → 自然発火!

畳まれたこたつ布団の内部で、残った油分が酸化熱を持ち、自然発火の危険があることを示す警告イラスト

「洗濯したから大丈夫」と油断しがちですが、NITEの実験映像などを見ると、洗濯後でも乾燥機使用は控えるように警告されています。

特にこたつ布団のように「油汚れがつきやすく」「保温性が高い(熱がこもりやすい)」アイテムは、リスクが高い条件が揃っていると言えるんです。

もしコインランドリーを使う場合でも、乾燥終了後はすぐに取り出して広げ、熱を冷ますことが必須ですよ。

コインランドリーの温度設定

「家の乾燥機は小さいから無理だけど、コインランドリーの大型乾燥機なら大丈夫でしょ?」と思っている方も多いかもしれません。

確かに容量の問題はクリアできるかもしれませんが、ここで壁となるのが「温度設定」です。

一般的なコインランドリーの乾燥機は、ガスを使ってパワフルに乾かすため、かなりの高温になります。機種にもよりますが、通常の高温設定だとドラム内の温度は80℃近くに達することもあります。

先ほどお話ししたように、こたつ布団に使われる化学繊維や滑り止め加工は熱に弱いため、80℃の熱風を長時間浴びせるとひとたまりもありません。

低温設定(約60℃前後)を選べる機種もありますが、それでもリスクがゼロになるわけではないんです。

もしコインランドリーでの洗濯〜乾燥の流れや注意点もまとめて押さえたい場合は、こたつ布団をコインランドリーで洗うときの注意点も参考になります。

低温ならOK?いいえ、油断は禁物です

低温設定を選べば熱による縮みはある程度防げるかもしれません。しかし「回転による中綿の偏り」や「摩擦による生地の傷み」という物理的なダメージは、温度に関係なく発生します。

むしろ、低温だと乾くまでに時間がかかるため、その分長く回転させることになり、生地への負担が増してしまうというジレンマも。

もしどうしてもコインランドリーを使いたい場合は、完全に乾かそうとせず、「ある程度湿気を飛ばすだけ」と割り切って短時間(10分〜20分程度)にとどめ、あとは自宅で陰干しにするのが一番安全な妥協点だと私は思います。

洗濯表示とタグの確認方法

ここまでリスクばかりお話ししてしまいましたが、全てのこたつ布団が乾燥機NGというわけではありません。

まず最初に確認すべきなのは、お手持ちのこたつ布団についている「取扱い表示(洗濯表示)」のタグです。ここにはメーカーからの「この扱いなら大丈夫ですよ」というメッセージが書かれています。

特に注目してほしいのが、四角形の中に丸が描かれた「タンブル乾燥」に関する記号です。

こたつ布団の洗濯表示タグを虫眼鏡で確認しているイラスト。乾燥機禁止のバツ印マークに焦点を当てている
記号 意味
四角に丸の中に「・・」(ドット2つ) ヒーター温度の上限80℃でタンブル乾燥が可能
四角に丸の中に「・」(ドット1つ) ヒーター温度の上限60℃でタンブル乾燥が可能
四角に丸に「×」(バツ印) タンブル乾燥禁止

こたつ布団の多くは、残念ながら「タンブル乾燥禁止(バツ印)」がついていることがほとんどです。このマークがある場合は、コインランドリーでも家庭用乾燥機でも、回転式の乾燥は絶対に避けてください。

「タンブル乾燥禁止(×)」の意味や見分け方をもう少し丁寧に整理したい場合は、乾燥機がダメなマークの見分け方と対処法も参考になります。

「これくらいなら大丈夫かな?」という自己判断が、一番の失敗の原因になります。まずはタグを探して、バツ印がついていないかチェックすることから始めましょうね。

こたつ布団に乾燥機がダメな場合の乾かし方

「乾燥機が使えないなら、どうやって乾かせばいいの?」
「外に干そうにも、冬は全然乾かないし…」
と途方に暮れてしまいますよね。

でも安心してください。
回転式の乾燥機を使わずに、安全かつ効率的にこたつ布団を乾かす方法はちゃんとあります。

ここからは、家電のプロとしておすすめしたい具体的な解決策をご紹介していきます。

布団乾燥機で効率的に乾かす

私が一番おすすめしたいのが、「布団乾燥機」の活用です。
「布団乾燥機って、寝る前に布団を温めるアレでしょ?」と思われるかもしれませんが、実はこたつ布団のメンテナンスにこそ最強のパートナーなんです。

布団乾燥機の最大のメリットは、「動かさずに温風だけを送る」という点です。
回転させないので、中綿が寄ったり生地が擦り切れたりする心配が一切ありません。しかも、熱くなりすぎないよう温度制御されている機種が多く、素材を傷めにくいのも嬉しいポイントです。

布団乾燥機のメリット

  • 生地や中綿を傷めない:回転させないのでダメージゼロ。
  • 天候に左右されない:雨の日でも雪の日でも室内で乾かせる。
  • ダニ対策も同時にできる:50℃以上の温風でダニ対策モードを搭載している機種が多い。

洗濯後の仕上げ乾燥としてはもちろん、普段の「ちょっと湿気を含んで重たくなったな」という時のメンテナンスにも最適です。

こたつの中にホースを差し込んで温風を送るだけで、嫌なニオイや湿気を飛ばしてふっくら蘇らせることができますよ。

アイリスオーヤマの乾燥機活用

では、具体的にどんな機種が良いのでしょうか。

まずご紹介したいのが、軽量コンパクトで大人気のアイリスオーヤマ「ふとん乾燥機 カラリエ」シリーズです。中でもこたつ布団におすすめなのが、「カラリエmini TURBO ツインノズル(BSK-210-W)」です。

このモデルの最大の魅力は、商品名の通り「ツインノズル」であること。

こたつ布団はシングルベッドの掛け布団よりも面積が広く、正方形や長方形など形も様々です。
ノズルが1本だと、どうしても温風が届かない「冷たい場所」ができやすいのですが、ツインノズルなら2本のホースを別々の方向(例えばこたつの対角線状など)に差し込めるので、広いこたつ布団全体にムラなく温風を行き渡らせることができます。

こたつ布団の中に2本のホースを差し込み、動かさずに温風を送って乾燥させているツインノズル式布団乾燥機のイラスト

家電スタッフの視点

アイリスオーヤマ製品はセットがとにかく簡単なんです。マット(袋)がないタイプなので、ホースを伸ばして布団を被せるだけ。この手軽さが、毎日のケアを続ける秘訣だと思います。BSK-210-Wならハイパワーなターボモードも搭載されているので、短時間であたためたい時にも重宝しますよ。

マット式で全体を温める三菱電機

「いやいや、もっとしっかり、隅々まで完璧に乾燥させたい!」というこだわり派のあなたには、三菱電機「ふとん乾燥機 ぽかサラPro(AD-PS80BC-H)」を推したいですね。

こちらは最近では少なくなった、あえての「マット(乾燥マット)あり」タイプです。
「マットを広げるのが面倒くさそう…」と思われるかもしれませんが、その手間をかけるだけの価値があります。

付属の「ヒートパンチマット」は最大で210cm×205cmというビッグサイズ。これをこたつ布団の下(あるいは間)に広げて包み込むことで、布団の端から端まで均一に高温の熱を行き渡らせることができます。

ホースタイプはどうしても温風の通り道にムラができやすいのですが、マットタイプはその心配がほとんどありません。全体を包み込んで温度をキープできるので、ダニ対策の効果も非常に高いと言われています。

「洗濯後の生乾きを絶対に許したくない」
「ムラなく仕上げたい」
という方には、三菱電機のこのモデルが最強の選択肢になるはずです。

こたつ布団全体を大きな乾燥マットで包み込み、高温で隅々までムラなく乾燥させている様子のイラスト

M字干しなどの室内干しテクニック

「機械に頼らず、まずは干し方でなんとかしたい」という方もいらっしゃいますよね。

冬場の室内干しでこたつ布団を乾かすなら、ただ物干し竿にかけるだけでは不十分です。
おすすめなのが「M字干し」というテクニックです。

やり方は簡単。
物干し竿を2本用意し(または椅子などを並べて)、その2本をまたぐようにして布団を掛けます。横から見たときにアルファベットの「M」の字になるようにするんです。

こうすることで、布団の間に空気の通り道ができ、重なっている部分がなくなるので乾燥スピードが格段に上がります。

大物をふわふわに仕上げる干し方の具体例は、毛布をふわふわに仕上げるM字干しのやり方でも紹介しています。

物干し竿を2本使い、こたつ布団をM字型にかけて下から風を通しやすくする干し方のイラスト

サーキュレーターとの合わせ技

ここにぜひプラスしてほしいのが、サーキュレーター(または扇風機)です。

M字干しで作った空洞部分に向けて、下から風を送り続けてください。湿った空気は下に溜まりやすいので、風を当てて空気を動かすことで、乾くまでの時間を劇的に短縮できます。

除湿機も併用すれば、部屋の湿度が上がって結露するのも防げますし、生乾き臭のリスクも減らせますよ。

クリーニング店に依頼する選択肢

もし、お手持ちのこたつ布団が「水洗い不可」だったり、高級な素材で失敗したくなかったりする場合は、無理せずプロのクリーニング店に依頼するのが一番の正解です。

「お金がかかるしなぁ」と迷うかもしれませんが、自宅で失敗して買い替えるコストを考えれば、実はコスパが良い選択肢とも言えます。

クリーニング店なら、大型の専用洗濯機と、温度管理された乾燥室(タンブル乾燥ではなく、静止乾燥機を持っているお店もあります)で、素材を傷めずに丸洗いしてくれます。

最近では「宅配クリーニング」も充実しているので、重たいこたつ布団をお店まで運ぶ必要もありません。

お店選びのコツ

全てのお店がこたつ布団に対応しているわけではありません。出す前に必ず「こたつ布団は洗えますか?」「静止乾燥(回さない乾燥)は可能ですか?」と確認することをおすすめします。

日々のケアに布団クリーナー

最後にご提案したいのが、「そもそも丸洗いの頻度を減らす」という逆転の発想です。

こたつ布団を洗いたい理由の多くは、食べこぼしのカスやホコリ、そしてダニへの不安ですよね。これらは、洗わなくても「布団クリーナー」で取り除くことが可能です。

おすすめはレイコップの「PRO3(PRO3-100)」です。
これは温風機能がついたコードレスUV布団クリーナーで、約60℃の温風を吹き付けながら、強力な吸引力でハウスダストやダニの死骸を吸い取ってくれます。

UVランプでの除菌効果も期待できるので、衛生面が気になる方にはぴったり。

「布団乾燥機で湿気を飛ばす」+「レイコップでゴミを吸い取る」
このセット運用を週に1回程度行えば、シーズン中に丸洗いしなくても、かなり清潔な状態をキープできます。

さらに、こたつ布団の上から「洗えるカバー」を掛けておけば、汚れてもカバーだけ洗えば済むので、家事がぐっと楽になりますよ。

綺麗なこたつに入って温かい飲み物を飲む女性と、横に置かれた布団クリーナーのイラスト。日常的なダニ・ゴミ除去を推奨するイメージ

こたつ布団に乾燥機はダメなのかまとめ

ここまで、こたつ布団と乾燥機の関係について詳しくお話ししてきました。

結論として、安易なタンブル乾燥は「百害あって一利なし」と言っても過言ではありません。
でも、適切なケア方法を知っていれば、冬の間ずっと清潔でふわふわなこたつ布団を楽しむことができます。

最後に、今回ご紹介した内容を整理しておきますね。

乾かし方の種類 メリット 注意点 おすすめアイテム
布団乾燥機 傷まない・天候無関係・ダニ対策 全体を乾かすには時間がかかる場合も アイリスオーヤマ カラリエ
三菱電機 ぽかサラPro
室内干し(M字) コストゼロ・生地に優しい 場所を取る・時間がかかる サーキュレーター
除湿機
クリーナー併用 洗濯頻度を減らせる・時短 シミ汚れなどは落ちない レイコップ PRO3
洗えるカバー

こたつ布団は決して安い買い物ではありません。だからこそ、正しい知識でお手入れして、長く大切に使ってあげてくださいね。

この記事が、あなたの快適なこたつライフのヒントになれば嬉しいです!

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