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便座ヒーターの電気代を安くする!家電店員が教える最強メンテナンス

ヒーター

冬の朝、トイレのドアを開けるのが少し憂鬱になることってありますよね。
でも、座った瞬間に「ふわぁ」と温かいあの感覚。一度味わうと、もう冷たい便座には戻れないのが正直なところかなと思います。

ただ、そんな幸せな瞬間の裏側で「これ、電気代どれくらいかかってるんだろう?」って、ふと頭をよぎることはありませんか?

たかがトイレ、されどトイレ。24時間365日動いているものだからこそ、ちょっとした知識の差が1年後の電気代に大きな差として現れてくるんですよね。

最新の機種に変えるべきなのか、今の設定を見直すだけでいいのか、迷ってしまうのも無理はありません。

そこで今回は、便座ヒーターの電気代にまつわる疑問をスッキリ解決するために、コストの構造から意外と知らない節約のコツまで、私自身の経験を交えてじっくりお話ししようかなと思います。

この記事を読めば、あなたの家のトイレに最適な省エネ方法がきっと見つかるはずですよ。無駄な出費を抑えて、心もお尻も温まるスマートな生活を目指してみませんか?

この記事のポイント
  • 貯湯式と瞬間式のコスト差
  • ふたを閉める節約の効果
  • 10年前の機種との比較
  • 掃除による性能維持の方法
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知っておきたい便座ヒーターの電気代を抑える基本

便座を温める仕組みや、実際にかかるコストの目安を正しく理解することは、節約への第一歩です。
まずは基本的なメカニズムと、日々の運用で意識したいポイントについて詳しく見ていきましょう。

貯湯式と瞬間式の仕組み

温水洗浄便座には、大きく分けて「貯湯式」「瞬間式」の2種類があるんです。
ここ、一番の大きな分かれ道ですよ。

貯湯式は、本体の中に小さなタンクがあって、そこにお湯を貯めて常にヒーターで温め続けるタイプです。魔法瓶をずっと加熱しているようなイメージですね。

本体価格が安いので導入しやすいのがメリットですが、使っていない時間もずっと電気を使っているのが弱点かなと思います。

対して瞬間式は、使うその瞬間に高出力のヒーターで水を温める方式です。タンクがないので見た目もスッキリしていますし、何より「使わない時は電気を使わない」というのが最大の強みですね。

店頭でお客様にお話しすると、「瞬間式の方が電気を使いそう」って思われがちなんですが、実は逆。待機電力が圧倒的に少ないので、トータルの電気代は驚くほど安くなるんですよ。

方式による電気代の違い

貯湯式は常に保温が必要なため、年間で見ると瞬間式の約2倍の電気代がかかることも珍しくありません。初期費用は少し高めですが、長く使うなら瞬間式の方が断然お得になるケースが多いですよ。

1ヶ月にかかる平均コスト

気になる1ヶ月の電気代ですが、今の一般的な単価(31円/kWh)で計算すると、暖房便座のみのシンプルなタイプで月額約362円程度と言われています。

これが温水洗浄便座になると少し変わってきて、貯湯式なら月額約590円前後、最新の瞬間式なら月額約200円から300円程度まで抑えられるんです。

タイプ 1ヶ月の目安 1日の目安
暖房便座のみ 約362円 約12円
貯湯式洗浄便座 約592円 約20円
瞬間式洗浄便座 約202円~ 約7円~

こうして数字で見ると、数百円の差に感じるかもしれません。でも、1年間に直すと数千円の差。家族みんなが毎日使う場所だからこそ、この「チリツモ」はバカにできないですよね。

「あ、今月ちょっと高いな」と感じたとき、もし古い貯湯式を使っているなら、そこが原因かもしれません。

季節で変わる電気代の差

便座ヒーターの電気代は、実は外気温にめちゃくちゃ左右されるんです。

冬場は便器そのものが冷え切っていますし、水道水の温度も下がります。それを温かい状態まで引き上げるには、夏場の何倍ものエネルギーが必要になるんですよね。

反対に夏場は、室温が高いので「弱」設定でも十分に温かく感じますし、なんならヒーターを完全に「切」にしても大丈夫なことが多いかなと思います。

「一年中同じ設定にしている」という方は、ぜひ季節ごとの見直しをしてみてくださいね。特に夏場に電源を切るだけで、年間で見ると千円単位の節約につながることもあります。

季節に合わせてこまめに設定をいじってあげるのが、賢い使い方ですよ。

設定温度を下げる節約術

あなたは便座の温度、何度に設定していますか?
「なんとなく最高にしている」という方は、ぜひ「中」や「弱」に一段階下げてみてください。これだけで、ヒーターが動く時間が短くなって、しっかり電気代が安くなるんです。

実際、一段階下げるだけで消費電力が数パーセント削減できると言われているんですよ。
私も家では冬でも「弱」に設定していますが、座ってしまえばすぐに体温と馴染むので、意外と不満はないものです。

ちょっとした我慢……というよりは、「賢く選ぶ」という感覚で試してみてほしいですね。

温度設定を「高」から「中」へ下げるだけで、年間の電気代を数百円単位でカットできます。家族にも「設定変えたよ」って一言伝えておくと、トラブル防止になりますよ。

便座のふたを閉めるメリット

ここ、一番簡単で効果絶大なポイントです。

「便座のふたを閉める」
これだけで年間で約940円も電気代が浮くという試算があるんです。
(出典:資源エネルギー庁『省エネ家電の上手な使い方・選び方(電気便座)』

ふたはただのカバーじゃなくて、熱を逃がさないための「断熱材」の役割を果たしているんですね。

ふたが開けっぱなしだと、温まった熱がどんどん逃げていって、ヒーターが「冷えた!温めなきゃ!」と頑張りすぎてしまうんです。これを防ぐだけで、無駄な通電を劇的に減らせます。

お客様の中には「ふたを閉めるのが面倒」という方もいらっしゃいますが、自動開閉機能付きのモデルを選べば、その悩みも一発解決ですよ。

節電モードの便利な活用法

最近の便座には、賢い節電機能がたくさん搭載されています。

例えば、就寝中や外出中など、あらかじめ決めた時間帯だけヒーターを切る「タイマー節電」や、トイレを使う時間を学習して自動で温度を調整してくれる「おまかせ節電」などですね。

特にTOTOの「瞬間暖房便座」や、パナソニックの「スマート暖房便座」は、センサーが人を検知したときだけ瞬時に温める機能があって、待機電力を限りなくゼロに近づけてくれます。

「つけっぱなし」という概念そのものをなくしてくれるので、設定さえしっかりしておけば、後は勝手に節約してくれる優れものですよ。

センサーでムダな通電を減らす仕組みをもう少し深掘りしたい方は、トイレヒーターをつけっぱなしにしたときの電気代と、安く使うためのポイントも参考になると思います。

買い替えで変わる便座ヒーターの電気代と最新機能

「まだ壊れていないから」と古い機種を使い続けていると、実は損をしているかもしれません。
ここからは、最新の便座ヒーターがいかに進化しているか、その経済メリットについてお話しします。

10年前の古い製品との比較

10年前、20年前のモデルを大切に使っているお客様も多いですが、正直に言うと「電気代だけで損をしている」状態かもしれません。

2000年代のモデルだと、年間の電気代が8,000円を超えていることも珍しくないんです。これを最新の瞬間式(年間約2,400円程度)に変えると、その差はなんと年間約5,600円!

5年使えば28,000円の差。
これ、新しいミドルクラスの便座が買えちゃう金額ですよね。

壊れてから買い替えるのではなく、電気代の差額で「元を取る」という考え方で、早めに新調するのはすごく賢い選択かなと思います。

古い機種のリスク

電気代が高いだけでなく、長年使ったヒーターは故障のリスクも高まります。10年を一つの目安として、点検や買い替えを検討してみてくださいね。

瞬間式モデルの省エネ性能

今のトレンドは何といっても「瞬間式」です。
パナソニックの「ビューティ・トワレ」シリーズの中でも、2025年2月に発売されたばかりの最新モデル「DL-RT40」は非常に人気があります。

このモデルは、家庭ごとの使用パターンをAIが学習して、使わない時間は自動で便座の温度を下げる「スマート暖房便座」機能を搭載しているんですよ。

さらに、便ふたの自動開閉機能も付いているので、閉め忘れによる熱の逃げを物理的に防いでくれるんです。まさに「省エネの塊」といった感じですね。

初期投資は貯湯式より数万円高くなりますが、電気代の安さと快適さを考えれば、数年でその差を十分に回収できるほどの性能を持っています。

後付け可能な暖房便座

「洗浄機能はいらないけれど、便座だけ温めたい」という方にぴったりなのが、後付けの暖房便座です。

SANEIの「PW9042」などは、DIYでも簡単に取り付けられて、価格も1万円前後とお手頃。ちゃんと「8時間切タイマー」も付いているので、夜間の電気代もしっかり抑えられます。

賃貸マンションなどで元々冷たい便座がついている場合、これに交換するだけでQOL(生活の質)が爆上がりしますよ。

TOTOの「ウォームレットS(TCF116)」も、デザインが綺麗で量販店でも安定した人気があります。

電気代ゼロの便利なシート

「電気代を究極まで、それこそゼロにしたい!」という方の強い味方が、便座シートです。

ここでご紹介したいのが、株式会社サンコーが開発した「ズレない便座シート」(おくだけ吸着シリーズ)。これ、家電量販店でも関連グッズとして大人気なんです。

最大の特徴は、独自の「吸着加工」により、座っても全くズレないこと!
従来の被せるタイプと違って、置くだけでピタッと吸着するので、お掃除の時もストレスがありません。

厚手のパイル地が体温を逃がさず、空気の層で温かさを保ってくれるので、ヒーターの電源を完全に「切」にしても、あの嫌な冷たさを感じなくなるんですよ。

ネットに入れて洗濯機で丸洗いできるので、衛生面もバッチリ。
冬の間だけ暖房便座のスイッチをオフにして、このシートに頼れば、その期間の電気代は完全に0円になります。

家計を守る最強のアナログ節電術として、私も自信を持っておすすめします!

掃除家電で効率を維持

意外と見落としがちなのが「お掃除」と電気代の関係です。
センサー部分に汚れがたまると、人がいないのに「座っている」と勘違いして、無駄にヒーターが動き続ける原因になるんですよ。

また、脱臭フィルターがホコリで目詰まりすると、ファンに負荷がかかって消費電力が増えてしまいます。

そこでおすすめなのが、家電を使った効率的なメンテナンスです。

ケルヒャーのスチームクリーナー「SC MINI」を使えば、隙間の尿石や汚れを高温スチームで一気に浮かせて除菌もできます。
さらに、素材を傷めずに安全に使うコツや注意点はスチームクリーナーの失敗を防ぐ使い方と選び方で整理しているので、初めて使う方は合わせて押さえておくと安心です。

また、Sharkのハンディクリーナー「EVOPOWER」シリーズは、フィルターのホコリをサッと吸い取るのに便利。
モデル選びに迷ったら、Sharkのハンディクリーナー(EVOPOWER)を口コミから比較した選び方も参考になります。

家電を長持ちさせ、本来の省エネ性能を維持するためにも、道具に頼ってラクに綺麗にするのはアリですよ!

便座ヒーターの電気代を賢く抑えるコツ

最後に、今日からできる便座ヒーターの電気代を抑えるためのポイントをまとめました。
これらを意識するだけで、次の電気料金の明細を見るのが少し楽しみになるかもしれません。

トイレは毎日必ず使う大切な場所。
だからこそ、無理をして寒さに震えるのではなく、最新家電の力やちょっとした習慣の変更で、賢く快適に過ごしたいですよね。

あなたの家の便座が、お財布にも地球にも優しい存在になりますように!

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