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セラミックファンヒーターの1ヶ月の電気代はいくら?賢い節約術とは

ヒーター

最近、急に寒くなってきましたよね。
お店でも「とにかくすぐに温まる暖房機が欲しい!」というお客様が増えてきました。

そんな時に私がよくご案内するのがセラミックファンヒーターなんですが、皆さん口を揃えてこうおっしゃいます。「でも、電気代が高いんでしょ?」と。

正直に言いますね。
何も考えずに使い続けると、来月の電気代の請求書を見て真っ青…なんてことになりかねません。
実際私も昔、足元が寒いからって一日中つけっぱなしにして、とんでもない金額になったことがあります(笑)

でも、その一方で「速暖性」という点ではこれ以上のパートナーはいないのも事実なんです。

大事なのは「仕組みを知ること」と「賢い使い方」です。
これさえ押さえれば、電気代におびえることなく、ポカポカ快適な冬を過ごせますよ。

この記事では、店頭でお客様にお話ししている「ここだけの節約術」や、私が実際に試して効果があった方法を包み隠さずお伝えしますね。一緒に賢く冬を乗り切りましょう!

この記事のポイント
  • 仕組みを知れば電気代は怖くない
  • 1200Wの長時間使用は要注意
  • エアコンとの併用が最強の節約術
  • 人感センサー付きが賢い選択
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セラミックファンヒーターの電気代は1ヶ月いくらか

クリーン家電ガイド:イメージ

まずは皆さんが一番気になっている「お金」の話から始めましょう。

お店でも、性能の説明より先に「で、1ヶ月いくらかかるの?」と聞かれることが本当に多いです。電気代の仕組みを正しく理解することは、節約への第一歩ですよ。

セラミックヒーターとの違いと仕組み

お客様からよく「セラミックファンヒーターとセラミックヒーターって何が違うの?」と聞かれることがあります。

実はこれ、基本的には同じものだと思っていただいて大丈夫です。
市場に出ている「セラミックヒーター」と呼ばれる商品のほぼ100%は、ファンで風を送る「セラミックファンヒーター」なんですよ。

この暖房機の心臓部には、「PTCセラミック」という特殊な半導体が使われています。これのすごいところは、スイッチを入れた瞬間に電気が流れて、わずか数秒で温風が出てくるところ。
「朝起きて着替える時、寒くて死にそう!」なんて時には本当に助かりますよね。私も毎朝、この速暖性には救われています。

セラミックファンヒーターの内部構造や、メリット・デメリットをもう少し専門的に知りたい方は、セラミックファンヒーターの仕組みと特徴を詳しく解説した記事も参考にしてみてください。

また、ニクロム線ヒーターのように赤く熱せられるわけではないので、火災のリスクが比較的低いのも特徴です。
「安全」で「速い」。これがセラミックファンヒーターの最大の魅力ですね。

ただ、ファンを使わずに風が出ないタイプを探している方もいらっしゃるんですが、この仕組み上、ファンで熱を送り出さないと本来の力を発揮できないんです。
もし風が苦手なら、カーボンヒーターなどを検討したほうがいいかもしれませんね。

電気代は1時間や1ヶ月でいくらになる?

さて、ここからが本題です。
覚悟して聞いてくださいね(笑)

今の電気代の目安単価(31円/kWh)で計算すると、結構シビアな数字が出てきます。
お店でお見せしている表をここでも再現してみますね。

運転モード 消費電力 1時間 1ヶ月(1日8h)
弱運転 600W 約18.6円 約4,464円
中運転 800W 約24.8円 約5,952円
強運転 1000W 約31.0円 約7,440円
最大 1200W 約37.2円 約8,928円

どうでしょうか。
「えっ、こんなにかかるの?」と思われた方も多いんじゃないでしょうか。

特に在宅ワークなどで1日中つけっぱなしにしていると、この「1日8時間」の数字が現実味を帯びてきます。セラミックファンヒーターは、電気をそのまま熱に変えるので、消費電力(W数)がそのまま電気代に直結するんです。

例えば、足元用に「弱(600W)」で使ったとしても、1ヶ月で約4,500円。これがもし家族それぞれの部屋で使っていたら…と考えると、ちょっと怖いですよね。

でも、安心してください。
これはあくまで「ずっとつけっぱなし」にした場合の最大値。上手な使い方で、この数字はもっと抑えられるんです。

1200Wで使い続けた電気代

カタログを見ると、多くの機種で「最大消費電力 1200W」と書かれていますよね。
この「1200W」という数字、実は家計にとってかなりの脅威なんです。先ほどの表でも触れましたが、1200Wで1時間使うと約37.2円かかります。

もし、寒いからといって最強モードの1200Wで毎日8時間使い続けると、1ヶ月で約9,000円近くになります。ワンシーズン(3ヶ月)で約27,000円!これだけで新しい暖房器具が買えてしまう金額ですよね。

お客様の中には「電気代が高すぎて故障かと思った」と相談に来られる方もいらっしゃいますが、よくよくお話を聞くと、この「強モード常用」が原因のことがほとんどなんです。

1200Wモードは、あくまで「最初の数分でお部屋や体を温めるためのターボ機能」だと考えてください。温まったらすぐに弱モードに切り替えるか、設定温度を下げるのが鉄則です。

最近のモデル、例えばパナソニックやシャープの製品だと、室温に合わせて自動でパワーを調整してくれる機能がついているものも多いです。手動で切り替えるのが面倒な方は、最初からセンサー任せにするのが一番の節約になるかもしれませんね。

エアコンと電気代を比較

クリーン家電ガイド:イメージ

「じゃあ、エアコンとどっちがお得なの?」これも定番の質問です。
結論から言ってしまうと、長時間お部屋全体を暖めるなら、圧倒的にエアコンの方がお得です。

エアコンは「ヒートポンプ」という技術を使っていて、空気中の熱を集めて暖めるので、使った電気の3倍から6倍もの熱エネルギーを生み出せるんです。

一方で、セラミックファンヒーターは電気を直接熱に変えるので、効率は常に1対1。
マラソンで例えるなら、エアコンは自転車に乗って楽々進んでいるのに、セラミックファンヒーターは人間の足だけで全力疾走しているようなものです。

こうしたヒートポンプの仕組みや効率については、(出典:ダイキン工業「『ヒートポンプ』で温暖化防止」)の解説もわかりやすいので、一度目を通してみるとイメージしやすくなりますよ。

具体的な数字で見ると、6畳用のエアコンなら平均して1時間あたり約15円前後で済むことが多いです。セラミックファンヒーターの強運転(約37円)と比べると、半分以下のコストで済む計算になりますね。

「エアコンは暖まるまで時間がかかる」というデメリットはありますが、ランニングコストの面では絶対王者なんです。だからこそ、私はお客様に「メインはエアコン、サブでセラミック」という使い分けを強くおすすめしています。

オイルヒーターなど他暖房とのコスパ比較

他にもいろいろな暖房器具がありますよね。
比較対象としてよく挙がるのが、オイルヒーターや電気ストーブ(カーボンヒーター)です。それぞれの特徴とコスパを見てみましょう。

まず、オイルヒーター。
ほんのり暖かくて空気も汚れず、最高に快適なんですが…電気代に関してはセラミックファンヒーターと同じか、それ以上に高くなることが多いです。

お部屋全体をじっくり暖めるタイプなので、長時間稼働が前提になるからですね。
「電気代を安くしたい」という理由でオイルヒーターに乗り換えるのは、ちょっと待ったほうがいいかもしれません。

オイルヒーターの具体的な消費電力量や電気代シミュレーション、安く使うための工夫については、オイルヒーターの電気代が高くなる理由と節約術を解説した記事も参考になるはずです。

一方で、電気ストーブ(カーボンヒーターなど)はどうでしょうか。
これらは遠赤外線で「体の表面」を直接暖めるのが得意です。風が出ないので、コンタクトレンズをしている方なんかには好評ですね。

450W~900Wくらいで十分暖かいので、1時間あたり14円~28円程度で済みます。「自分の体だけ暖まればいい」というシーンなら、セラミックファンヒーターよりコスパが良い場合も多いですよ。

選び方のヒント

・部屋全体を暖めたい → エアコン
・脱衣所などですぐ暖まりたい → セラミックファンヒーター
・一人で静かに暖まりたい → カーボンヒーター
・コスト度外視で快適さ重視 → オイルヒーター

セラミックファンヒーターの1ヶ月の電気代を安くする技

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ここまで読んで「やっぱり電気代高いからやめようかな…」と思ったあなた、ちょっと待ってください!
高コストなセラミックファンヒーターも、運用次第でかなり現実的な金額に抑えることができるんです。

ここからは、私が実践している「節約の裏技」を伝授しますね。

フィルター掃除や断熱で効率アップ

意外と見落としがちなのが「メンテナンス」と「お部屋の環境」です。

特にフィルター掃除!
これ、本当に大事ですよ。

背面のフィルターにホコリがびっしり詰まっていると、空気を吸い込めなくて温風が弱くなってしまいます。結果、「なかなか暖まらないから強運転のまま」という悪循環に陥って、無駄な電気代を払い続けることになるんです。

理想は2週間に1回のお掃除です。
私はSharkのハンディクリーナー「EVOPOWER」をリビングに置いていて、気づいた時にサッと吸い取っています。これなら30秒で終わりますからね。面倒くさがりな私でも続いています(笑)

それと、「窓」の対策も効果絶大です。
せっかく暖めた空気の50%は窓から逃げていくと言われています。窓際に立つと冷やっとする「コールドドラフト現象」、あれが足元の冷えの元凶です。

ニトムズの「窓ガラス断熱シート」なんかを貼るだけで、体感温度が全然変わりますよ。
水で貼れるタイプなら賃貸でも安心ですし、何より安い!ホームセンターで千円ちょっとで買えるので、ぜひ試してみてください。

セラミックファンヒーターとエアコンの併用

私がお客様に一番おすすめしているのが、この「W(ダブル)暖房リレー方式」です。

エアコンの弱点である「立ち上がりの遅さ」を、セラミックファンヒーターの「速暖性」でカバーする、いいとこ取りの作戦です。

  1. 朝起きたら、エアコンとセラミックファンヒーターを同時にスイッチON!
  2. セラミックファンヒーターの前で暖を取りながら着替えや準備をする。
  3. 15分くらいして部屋全体がエアコンで暖まってきたら、セラミックファンヒーターはOFF!
  4. あとはエアコンにお任せ。

この方法なら、セラミックファンヒーターの高出力な時間は1日わずか15分~30分程度。これなら電気代への影響も最小限ですよね。

さらに、サーキュレーターを併用して天井に溜まったエアコンの暖気を循環させれば完璧です。アイリスオーヤマの「サーキュレーターアイ」などはコンパクトで風も強いのでおすすめですよ。

電気代が安いモデルの賢い選び方

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これから購入を考えているなら、本体価格の安さだけで選ぶのは危険です。「安物買いの銭失い」になりかねません。

電気代を抑えるために見るべきポイントは、ズバリ「センサー」と「制御機能」です。
特に「人感センサー」は必須級ですね。

トイレや脱衣所なんかだと、消し忘れが一番怖くないですか?
人感センサー付きなら、人がいなくなれば勝手に切れてくれるので、無駄な運転がゼロになります。これだけで年間数千円の節約になることもありますよ。

また、「温度センサー」がついているモデルも優秀です。
「室温が20度になったら自動で弱運転に切り替える」といった制御を勝手にやってくれるので、我慢して手動で調整する必要がありません。初期投資が数千円高くても、毎月の電気代で十分元が取れるんです。

省エネなセラミックファンヒーターおすすめモデル

では具体的にどのモデルが省エネなのか、私が売り場で見て「これはいい!」と思ったものをご紹介しますね。

まず、脱衣所やトイレにおすすめなのが、山善の「DSF-MR12」です。
これは最新のデザインモデルで、コンパクトなのにおしゃれ!しかも「人感センサー」と「室温センサー」のWセンサー搭載です。
入った瞬間に温風が出て、温まりすぎたら自動でセーブしてくれる…まさにトイレや脱衣所の正解と言える一台ですよ。

足元の冷え対策なら、山善のミニセラミックヒーター「EDMF-T06」などもいいですね。
消費電力が低めに設定されているので、うっかり長時間使ってしまっても、1200W機のような大惨事にはなりません。「あえてパワーの低いものを選ぶ」というのも、賢い選択肢の一つですよ。

機能重視のセラミックヒーターおすすめモデル

「省エネも大事だけど、快適さも譲れない!」という欲張りなあなた(笑)には、付加価値の高いモデルをおすすめします。

私のイチオシは、シャープの「HX-RK12」などの加湿機能付きモデルです。
これ、本当に良くできていて、加湿しながら暖房ができるんです。

湿度が上がると、体感温度って上がるのご存知ですか?
同じ20度でも、湿度が低いと寒く感じますが、湿度が高いと暖かく感じるんです。つまり、加湿することで設定温度を下げられる=省エネになる、というわけです。

しかもシャープの製品は、お手入れのために分解しやすい構造になっていて、加湿フィルターのヌメリや汚れを掃除しやすいのが主婦的には高ポイントです。

プラズマクラスターで空気もきれいになるので、冬場の締め切ったお部屋には最適ですね。

まとめ:セラミックファンヒーターの1ヶ月の電気代

長くなってしまいましたが、最後に要点をまとめておきましょう。

セラミックファンヒーターは確かに消費電力が高い家電ですが、その特性を理解して使えば、決して怖いものではありません。

運用まとめ
メイン暖房 エアコン(コスパ最強)
サブ暖房 セラミックファンヒーター(速暖性最強)
節約の鍵 最初の15分だけ使用&人感センサー活用

「寒さを我慢する時間をお金で買う」と考えれば、セラミックファンヒーターの電気代も納得できる投資になるはずです。1200Wでの長時間使用だけは避けて、エアコンや断熱グッズと上手に組み合わせてくださいね。

賢く使って、今年の冬もお財布に優しく、そして体もポカポカで乗り切りましょう!

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