お風呂掃除業者って気になるけれど、本当に頼むほどなのかな、と迷っていませんか?
毎日入るお風呂だからこそ、カビや水垢が目につくと一気にテンションが下がりますよね。
ブラシでゴシゴシしても天井や浴槽エプロンの奥、風呂場の換気扇までは手が回らない…という声を、私もよく聞きます。
お客様からは自分で掃除するべき範囲と、プロに任せた方がいいところの線引き、お風呂清掃の相場、どこまで掃除してくれるのか、といった相談をたくさんいただきます。
一人暮らしの方ほど、時間も体力も限られていて悩みが深い印象です。
この記事では、そんなモヤモヤを一つずつほどきながら、お風呂掃除業者の相場や掃除範囲、浴槽エプロンや換気扇のオプション、一人暮らしでの上手な活用術、大手サービスの違いと選び方まで、あなたが自分に合ったサービスをスッと選べるようにガイドしていきますね!
- お風呂掃除業者の相場と料金目安
- どこまで掃除してくれるかの範囲
- 大手業者ごとの特徴と選び方
- 一人暮らしでの賢い活用方法
お風呂掃除業者に頼むべき理由

最初の章では、そもそもなぜお風呂掃除業者に頼む価値があるのかを整理していきます。
ざっくり言うと、時間と体力の節約だけでなく、カビやアレルゲン対策という健康面のメリットもかなり大きいんです。
お風呂清掃業者の相場や掃除範囲、浴槽エプロンや換気扇などオプションになりやすい場所、一人暮らしでの頼みどき、自分で掃除した方がいい場所とのバランスを知ることで、ムダなく上手にプロにお願いできるようになりますよ。
お風呂清掃業者の相場
一番気になるのが料金ですよね。
ざっくりした目安として、標準的なマンションや戸建ての浴室1室なら、大手のお風呂掃除業者で1万5,000円〜2万5,000円前後をイメージしておくと近いことが多いです。
広さや天井の高さ、汚れ具合、オプションの有無で上下するので、あくまで目安として考えてください。
例えば大手のダスキンでは、浴室1室の標準料金が2万円前後に設定されています。詳細は公式の料金表が一番正確なので、申し込み前に必ずチェックしてくださいね。
料金は必ず公式情報を確認
ここで紹介している金額は、あくまで一般的な相場感の目安です。実際の料金は、地域やキャンペーン、汚れの状態で大きく変わります。最終的な判断は各社の公式サイトや見積もりを確認し、必要であれば専門の業者に相談してください。
相場を見て「ちょっと高いかも」と感じるかもしれませんが、数時間で浴室全体をまるっとリセットしてくれることを考えると、休日丸一日を掃除に費やすよりコスパがいい、というお客様も多いです。
特に共働きや小さなお子さんがいるご家庭では、「時間を買う感覚で頼んでいる」とよく聞きます。
ちなみに、「くらしのマーケット」などのマッチング型のサービスを利用すれば、個人のプロが多く登録している分、相場が1万円台前半に抑えられるケースもあります。その代わり、業者ごとに技術や対応が違うので、口コミチェックは必須ですね。
どこまで掃除してくれる?
次に、「どこまで掃除してくれるのか」という範囲の話です。
基本メニューとしてよく含まれているのは、浴槽の内外・床・壁・天井・排水口・カウンター・鏡・蛇口まわりあたり。ここまでは、どのお風呂掃除業者でも共通していることが多いです。
一方で、浴槽エプロン内部や風呂場の換気扇内部、浴室暖房乾燥機、追い焚き配管などは、オプション扱いになりやすいポイントです。ここは分解作業や高所作業が絡むので、追加料金がかかる代わりに、自分では触りづらい部分をスッキリさせてくれます。
基本メニューに含まれやすい場所
- 浴槽の内側・外側
- 床・壁・天井のカビや水垢
- 鏡や蛇口、シャワーまわり
- カウンターや棚、小物置き
- 排水口の簡易清掃
サービス内容の説明を読むときは、「どこまでが標準料金に含まれていて、どこからがオプションなのか」を必ず確認しておきましょう。ここを曖昧なままにすると、当日の追加料金でモヤモヤしがちです。
ちなみに、私が店頭でお話を伺う限りでは、天井や高い位置のカビ取り、ゴムパッキンの黒カビ、鏡のウロコ落としあたりで、「自分でやるのは限界」と感じてプロに切り替える方が多い印象です。
浴槽エプロンや換気扇の掃除

浴槽エプロンや風呂場の換気扇まわりは、見えないけれど実は一番汚れているゾーンです。
エプロン内部には、髪の毛や皮脂汚れ、カビがびっしり溜まりやすく、放っておくとニオイの原因にもなります。換気扇の内部にホコリがたまると、カビが好む湿度を下げきれず、結局またすぐカビが生えてしまう…という悪循環に。
多くのお風呂掃除業者では、浴槽エプロン内部や換気扇内部のクリーニングはオプションメニューとして用意されています。分解作業が必要になることもあるので、自分で無理に外そうとするより、年に1回〜2回だけプロに任せてしまう方が安心かなと思います。
そのうえで、日々のメンテナンスとしては、家電をうまく組み合わせるとぐっと楽になります。
例えば、コードレスの電動ブラシなら、浴槽エプロンの縁や床の溝を短時間で一気にこすれて便利です。今人気なのが、エペイオスの電動バスポリッシャー「HM115P」。長さ調整ができるので、腰をかがめずに掃除できるのが好評です。
また、湯気でベタついた天井や換気扇まわりには、スチームクリーナーを併用するのもおすすめです。
例えば、アイリスオーヤマのスチームクリーナー「STP-202W」は、スティックとハンディの2WAYで使えるので、床から壁、天井付近まで一台でカバーできますよ。
エプロン内部や換気扇は、「プロに一度リセットしてもらう」→「家電で軽い汚れをキープする」という二段構えにすると、清潔さもコスパも両立しやすいです。
一人暮らしの業者活用術
一人暮らしだと、「自分しか使わないお風呂にお金をかけるのはもったいないかな」と思ってしまいますよね。でも、実際にお話を聞いていると、一人暮らしこそお風呂掃除業者と相性がいいケースも多いです。
まず、一人暮らしのライフスタイルだと、仕事が忙しくて掃除の時間が取りづらかったり、そもそも掃除道具をあれこれ置くスペースがなかったりします。その結果、「気付いたらカビが広がっていて手に負えない」というパターンに陥りがちです。
一人暮らしで頼みやすいタイミング
- 引っ越し前後のタイミング
- 年度末や長期休みの前
- カビや水垢が自分では落ちにくくなったとき
- 来客が増える時期や実家の親が泊まりに来る前
一人暮らしの方には、年1回だけプロにガッツリ掃除してもらい、あとは電動ブラシなどの家電で軽い日常ケアをするスタイルをよくおすすめしています。細かい掃除は、コードレスの電動ブラシやスクイージー、水切りワイパーが一つあるだけでもかなり変わりますよ。
お風呂掃除の頻度や時短テクニックについては、本ブログのお風呂掃除の頻度と時短テクニックでも詳しくまとめているので、あわせてチェックしてみてください。
自分で掃除すべき場所の目安
お風呂掃除業者に全部お任せ、というのももちろんアリですが、コスト面を考えると「自分でやる場所」と「プロに任せる場所」を分けるのが現実的です。目安としては、毎日〜週1回で軽くリセットできる場所は自分で、それ以上に手間と時間がかかるところは業者、というイメージです。
例えば、浴槽の内側や壁・床の軽い汚れ、鏡の水滴を拭き取る程度なら、日々のルーティンで十分カバーできます。スクイージーやマイクロファイバークロス、そして電動バスポリッシャーが一台あるだけで、作業時間は本当に短くなります。
逆に、浴槽エプロン内部や天井の黒カビ、換気扇内部、追い焚き配管の洗浄など、分解や高所作業が必要な場所はプロに任せた方が安全です。特に給湯器や配管まわりは、誤った方法で触ると故障や事故につながる可能性もあるので無理は禁物です。
やり過ぎDIYはちょっと危険
換気扇や浴室暖房乾燥機、追い焚き配管などの分解や改造に近い作業は、誤ると故障や感電、水漏れのリスクがあります。取扱説明書にない作業は無理に行わず、最終的な判断はメーカーや専門の業者に相談してください。
日々の掃除の具体的な手順を知りたい場合は、毎日5分の風呂掃除ルーティンの記事も参考になると思います。短時間でさっと終わらせて、数カ月に一度はお風呂掃除業者にリセットをお願いする、という組み合わせが一番ラクかなと感じています。
失敗しないお風呂掃除業者の選び方

ここからは、具体的にどのお風呂掃除業者を選ぶかという話に入っていきます。
同じお風呂クリーニングでも、料金だけでなく、掃除範囲やオプション、保証内容、スタッフの雰囲気など、チェックしたいポイントは意外と多いんです。
この章では、お風呂掃除業者を選ぶ基準を整理したうえで、おそうじ革命、おそうじ本舗、ダスキン、イオンのハウスクリーニング、くらしのマーケットといった代表的なサービスの特徴を比べていきます。
最後に、あなたのライフスタイル別にどこが向いていそうか、一緒に整理していきましょう。
お風呂の掃除業者を選ぶ基準
まずは、お風呂掃除業者を選ぶときに絶対に押さえておきたい基準から。
私が店頭でお客様とお話しするときによくお伝えするのは「料金だけで決めないこと」です。安さだけを優先すると、掃除範囲が狭かったり、オプションが多くて結果的に高くついたりすることもあります。
チェックしておきたい主なポイント
- 料金とその内訳(標準料金とオプション)
- 掃除範囲(天井や換気扇、エプロン内部の扱い)
- 作業時間の目安と作業人数
- 損害保険や仕上がり保証の有無
- スタッフの評判や口コミの傾向
特に大事なのが、「どこまでが基本料金に含まれているのか」という点です。例えば、鏡のウロコ落としやカビ防止コート、浴槽エプロン内部の高圧洗浄などは、業者によって標準かオプションかが分かれます。
また、万が一のときのために、損害保険に加入しているかどうかもチェックしておきたいポイントです。給湯器や浴室乾燥機などの設備を触ることもあるので、何かあったときにどう対応してくれるのか、事前に確認しておくと安心ですよ。
おそうじ革命の特徴
おそうじ革命は、比較的リーズナブルな料金でしっかりしたクリーニングをしてくれる印象のある業者です。定額制で分かりやすい料金設定が多く、初めてプロのお風呂掃除業者を利用する方にも使いやすいと思います。
特徴的なのは、汚れの状態に合わせた洗剤や機材の使い分けに力を入れているところ。浴槽や床、壁はもちろん、エプロン内部やカビのひどい部分には高圧洗浄機や専用ブラシなどを組み合わせて、しっかり落としにいくスタイルです。
また、Web予約がしやすく、キャンペーンで割引が出ていることもあるので、費用を抑えつつプロにお願いしたい方には候補に入れておきたいですね。私が接客したお客様の中でも、「最初はお試しのつもりだったけれど、仕上がりが良くてリピートしている」というお話を何度か聞きました。
おそうじ本舗の特徴
おそうじ本舗は、店舗数が非常に多く、全国的に利用しやすい大手フランチャイズの一つです。「どの地域でもサービスの品質がある程度そろっている安心感」を求める方には選びやすい業者だと思います。
浴室クリーニングでは、基本メニューに加えて、鏡のウロコ取りや防カビコート、浴槽エプロン内部の高圧洗浄など、オプションがかなり充実している印象です。気になるところだけピンポイントで追加できるので、「全部まとめてやってほしい」という方にも、「ここだけ集中的にきれいにしたい」という方にも対応しやすいですね。
店頭でお客様から聞く感想としては、「説明が丁寧だった」「写真でビフォーアフターを見せてくれた」という声が多いです。その分、料金は最安ではないこともありますが、説明と仕上がりのバランスを重視したい人向きの業者かなと感じています。
ダスキンの特徴
ダスキンは、ハウスクリーニング業界の中でも歴史が長く、安定した品質と技術力で選ばれている老舗です。浴室クリーニングに関しても、料金はやや高めなことが多いものの、「とにかく安心して任せたい」という方からの信頼が厚い印象があります。
公式サイトでは、浴室1室の標準料金や浴槽エプロン内部、浴室暖房乾燥機の内部クリーニングなど、細かなメニューごとの料金が公開されています。例えば、浴室1室の標準料金が2万円前後、エプロン内部や暖房乾燥機内部のクリーニングが1万円前後など、かなり細かく明示されています。
(出典:ダスキン 浴室クリーニング 価格・料金一覧)
料金がはっきりしているので、「あとから追加でどんどん高くなったらどうしよう」という不安を減らせるのが嬉しいところです。少し予算に余裕があっても、安心感やブランド力を重視したい方には、有力な候補になると思います。
イオンのハウスクリーニングの特徴
イオンのハウスクリーニングは、日頃からイオン系列をよく利用している方にとって、心理的なハードルが低いサービスです。ネットからの申し込みやイオンカードでの支払い、ポイント還元など、「いつもの買い物の延長線上でプロの掃除を頼める」のが魅力ですね。
浴室クリーニングのメニューは、浴室単体だけでなく、キッチンやレンジフードなどと組み合わせたセットプランが用意されていることも多く、まとめて家中をスッキリさせたいときに向いています。料金も比較的分かりやすく表示されているので、複数箇所を一度に依頼したい方には検討しやすいと思います。
私の周りでは、「普段からイオンを使っているから何となく安心」「クレジットカードのポイントも貯まるから選んだ」という声が多いです。イオン経済圏で生活している方には、選びやすい選択肢ですね。
くらしのマーケットの特徴
くらしのマーケットは、個人事業主や小規模な業者が多く登録している、マッチング型のサービスです。「いろいろなお風呂掃除業者を比較しながら、自分に合う人を選びたい」という方にはとても向いています。
価格帯としては、大手フランチャイズよりもリーズナブルなことが多く、浴室クリーニングで1万円台前半〜中盤あたりのプランが目立ちます。その分、技術力や対応の丁寧さは業者さんによってかなり差があるので、口コミや評価のチェックがとても重要です。
くらしのマーケット活用のコツ
- 口コミ件数と評価の両方を見る
- ビフォーアフター写真をしっかり確認する
- メッセージのやり取りで相性をチェックする
- 気になることは事前に質問しておく
一人暮らしでコスパ重視、でもちゃんとプロに頼みたいという方には、くらしのマーケットはかなり相性がいいと思います。ただし、「安さだけで選ばない」というルールだけは、ここでも守ってくださいね。

口コミ評判やトラブル事例の確認
最後にチェックしておきたいのが、風呂掃除業者選びで欠かせない口コミや評判の活用術です。
私も家電量販店でお客様とお話ししていると、「どの業者がいいかは結局口コミで決めた」という声を本当によく聞きます。ただ、口コミはそのまま信じるのではなく、少しコツを押さえて読むと失敗しにくくなるんです。
まず意識したいのが、点数よりも中身を見ることです。
星5が並んでいる業者でも、レビュー本文が短くて「良かったです」の一言だけだと、正直あまり判断材料になりません。逆に、星4前後でも、どこが良くてどこが惜しかったのか具体的に書いてある口コミは、とても参考になります。
良い口コミで見るべきポイント
- 汚れの落ち具合やビフォーアフターが具体的に書かれている
- スタッフの説明や態度についても触れられている
- 作業時間や当日の流れがイメージできる
- 同じような家族構成や住環境の人の感想かどうか
一方で、ネガティブな口コミも、感情的な書き込みか、具体的なトラブル事例なのかを分けて見てあげると判断しやすくなります。
例えば「最悪でした!」だけで終わっている口コミよりも、「開始時間が30分遅れた」「事前説明の掃除範囲と違っていた」など、事実ベースで書かれているものの方が参考になります。
注意したい口コミの読み方
- 極端に良すぎる・悪すぎる評価だけで判断しない
- 古い口コミばかりの業者は最近の評価も確認する
- トラブル時の事後対応がどう書かれているかを見る
- 自分の条件と明らかに違うケースは参考程度にとどめる
個人的に大事だと思っているのは、トラブルが起きたときにどう対応しているかという視点です。
どんな業者でも、100%トラブルゼロというのは正直難しいです。
ただ、ミスがあったときに誠実に説明して再訪してくれたのか、そのまま放置されたのかで、会社としての姿勢はかなり見えてきます。
口コミは、完璧な業者を探すためのものというより、「自分が許容できる範囲かどうか」を判断する材料だと考えると気が楽になります。星の数に一喜一憂しすぎず、いくつかの口コミを読み比べて、全体の雰囲気や傾向をつかむイメージで活用してみてください。
お風呂の掃除業者を賢く選ぶ
最後に、ここまでの内容を踏まえて、あなたに合ったお風呂掃除業者を賢く選ぶための整理をしておきます。
大きく分けると、「品質と安心感重視」「コスパ重視」「ポイントや利便性重視」の3タイプに分けて考えると分かりやすいです。
| タイプ | 向いている業者 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| 品質と安心感重視 | ダスキン、おそうじ本舗 | 多少高くても仕上がりと安心感を優先したい人 |
| コスパ重視 | おそうじ革命、くらしのマーケット | 予算を抑えつつ、プロの掃除を体験したい人 |
| ポイントや利便性重視 | イオンのハウスクリーニング | 普段からイオンをよく利用している人 |
賢くお風呂掃除業者を選ぶステップ
- 自分で掃除できる範囲と限界を整理する
- 予算と「どこまでキレイにしたいか」を決める
- 候補の業者を2〜3社に絞って比較する
- 口コミと公式情報をセットで確認する
- 気になる点は事前に質問してから申し込む
あとは、「悩みすぎて何も頼めない」状態にならないことも大事です。どうしても決めきれないときは、まずは1社だけお試しで呼んでみて、仕上がりや対応を体感してみるのもアリですよ。
日々の掃除は、電動バスポリッシャーやスチームクリーナーなどの家電をうまく使いながら、数カ月〜1年に一度はプロのお風呂掃除業者でしっかりリセットする。この組み合わせが、一番ラクでキレイなお風呂をキープできるかなと、お客様と話していても感じます。
追い焚き配管の掃除については、専門的な部分も多いので、詳しい手順や家電との組み合わせ方が気になる方は、お風呂の追い炊き掃除の全知識も参考にしてみてください。





