網戸の掃除、つい後回しにしていませんか?
窓を開けるたびに気になる網戸の汚れですが、わざわざ外して洗うのは本当に面倒ですよね。
でも実は、網戸を外さなくても家にあるものやちょっとした工夫で驚くほど簡単にキレイにできる方法があるんです。
掃除機と新聞紙を組み合わせた驚きの裏ワザから、メラミンスポンジやフロアワイパーを使った手軽な方法、さらにはスチームクリーナーや高圧洗浄機といった家電を活用した本格的な掃除術まで、汚れのレベルや状況に合わせて選べる様々なテクニックがあります。
特にキッチン周りの油汚れや花粉、砂埃といった頑固な汚れにも、重曹やウタマロクリーナーを使えば洗剤の力で効果的に対処できますし、マンションのベランダでも安心して実践できる掃除法もご紹介します。
この記事では家電量販店で働く私の経験から、家電も上手く取り入れた、網戸掃除を劇的に楽にする簡単な仕方と実践的な裏ワザを、初心者の方でもすぐに試せるように分かりやすく解説していきます。
網戸掃除の簡単な裏ワザ!その仕方は?

実は、網戸をわざわざ外さなくても、家にあるものやちょっとした工夫で「簡単」に掃除できる「裏ワザ」がたくさんあるんですよ。
このセクションでは、まず手軽に試せる掃除の仕方からご紹介していきますね。
網戸を外さない簡単な掃除方法
網戸掃除と聞くと、ベランダやお風呂場で水をジャージャーかけて洗うイメージが強いかもしれません。でも「網戸を外さない」というのが、実は簡単な掃除の最大のポイントなんです。
網戸の汚れって、よく見ると「内側」と「外側」で原因が違うんです。
- 網戸の内側(部屋側)の汚れ
室内のホコリ、ペットの毛、キッチンからの油煙(油汚れ)や、タバコのヤニなど。 - 網戸の外側の汚れ
砂埃や土埃、花粉、黄砂、車の排気ガス、小さな虫など。
内側のホコリや軽い汚れは、水を使わずにサッと取るのが一番効率的です。逆に外側の砂埃や排気ガスは、水や洗剤を使った方がスッキリ落ちます。
「外さない」掃除の基本ルールは2つだけ覚えておけばOKです。
網戸掃除の基本ルール
- 掃除の順番は「内側から外側へ」
まず、汚れが比較的軽い内側(部屋側)のホコリを取ります。先に外側から掃除してしまうと、目詰まりしたひどい汚れが室内に舞い込んでしまうことがあるからなんです。 - 掃除の方向は「上から下へ」
これはお掃除の鉄則ですね。ホコリは重力で下に落ちるので、必ず上から下へ向かって掃除しましょう。
このルールさえ守れば、網戸を外さなくても十分キレイにできるんですよ。
まずは「ホコリを乾いた状態で取る」ことを意識してみてくださいね。
マンションでも安心!外せない網戸の掃除
特にマンションにお住まいの方から、「そもそも網戸が外せない構造なんです」とか「高層階だから外すのが怖くて…」というご相談、本当によくいただきます。
ベランダが狭かったり、お隣との距離が近くて水を使いにくい、なんていうのも「マンションあるある」ですよね。
そんな「外せない」網戸には、室内から掃除が完結する方法がおすすめです。
例えば、家にある「フロアワイパー(クイックルワイパーなど)」や「メラミンスポンジ」を使う方法があります。これなら水でビショビショになることもないですし、ベランダに出る必要もありません。
ただ、これらの方法で室内側から掃除をするとき、一つだけ気になるのが「ホコリの舞い散り」じゃないでしょうか。
せっかく網戸をキレイにしても、ホコリが部屋の中に舞ってしまったら残念ですよね。
家電店員的ワンポイント:空気清浄機の併用がおすすめ!
網戸掃除をするときは、ぜひ空気清浄機を「強」モードなどで運転させてみてください。
私も家電量販店で働いているので色々試すのですが、シャープの「プラズマクラスター」搭載機やダイソンの「Pure」シリーズなど、気流をしっかり作ってくれるモデルの近くで掃除をすると、舞い上がったホコリを素早くキャッチしてくれる実感があります。
掃除が終わった後の床を見ても、ホコリの落下が少ないように感じますし、何より気分的にとても安心ですよ。ぜひ試してみてくださいね。
もちろん、掃除の最後には、床やサッシのレールに落ちたホコリを掃除機でしっかり吸い取るのも忘れないでくださいね。
掃除機と新聞紙を使った驚きの裏ワザ
「網戸を外さない掃除」の中で、私が特におすすめしたい裏ワザが、「掃除機と新聞紙」を使った方法です。これは昔からある定番の裏ワザですが、家電の力を最大限に活かす、とても合理的なやり方なんです。
やり方はとっても簡単ですよ。
掃除機+新聞紙の裏ワザ手順
- 網戸の外側の面に、新聞紙を広げてガムテープや養生テープで四方をしっかり貼ります。(窓は閉めておいてくださいね)
- 網戸の内側(部屋側)から、掃除機をゆっくりかけていきます。
- 終わったら、今度は新聞紙を内側に貼り替えて、外側から同じように掃除機をかけます。
たったこれだけです。なぜ新聞紙を貼るかというと、新聞紙で網戸を塞ぐことで空気の逃げ場がなくなり、掃除機の吸引力が網目の奥に集中するからなんです。
普通に掃除機をかけるだけでは素通りしてしまう空気も、新聞紙があることで網目のホコリをグッと引っ張り出してくれるイメージですね。
網戸掃除に最適な掃除機とアタッチメント
この裏ワザを試すなら、掃除機はやっぱり「軽量のコードレススティッククリーナー」が断然ラクだと思います。網戸は垂直ですし、サッシのレールなども掃除することを考えると、取り回しやすさが一番大事ですね。
お店でも、パナソニックの「パワーコードレス」シリーズの軽量モデル(MC-SB34Jなど)や、ダイソンの「Micro」や「Digital Slim」シリーズは、軽いのに吸引力もあって網戸掃除にも使いやすいと人気です。
そして、掃除機本体と同じくらい大事なのが、先端の「アタッチメント(ノズル)」です。
網戸掃除におすすめのアタッチメント
- 布団ノズル
多くの掃除機に付属していると思います。面が広いので、新聞紙ハックと併用して網戸全体を効率よく吸い取るのに最適です。 - ブラシ付きすき間ノズル
網戸本体はもちろんですが、一番掃除しにくい「サッシのレール」のホコリをかき出しながら吸い取れる優れものです。これは絶対に持っておきたいノズルですね。 - 【推奨】専用ノズル
メーカーによっては、網戸掃除に特化したノズルも出ています。例えば、デザイン家電で人気のプラスマイナスゼロ(±0)が出している「ほうきノズル(XJA-B030)」は、まさに「ほうき」のようにサッシのレールや網戸を掃きながら吸えるんです。 - 同じくバルミューダの「The Cleaner」にも、専用ノズルセット(C-T100)があって、これがまた使いやすいんですよ。
今お持ちの掃除機に合うアタッチメントを買い増しするだけでも、網戸掃除が劇的に楽になるかもしれませんよ。
メラミンスポンジで軽くこするだけ

「激落ちくん」などのメラミンスポンジも、網戸掃除の裏ワザとしてよく紹介されますよね。洗剤を使わずに水だけで汚れが落ちるので、手軽なのが嬉しいポイントです。
使い方は、メラミンスポンジに水を含ませて固く絞り、網戸の表面を「優しく」こするだけ。
内側から外側に向かって、上から下へ。スポンジが真っ黒になったら、こまめに水洗いして汚れを落としながら進めてください。
ただし、メラミンスポンジを使う時には、いくつか注意点があります。
メラミンスポンジの注意点
- 力を入れすぎないこと!
メラミンスポンジは、汚れを「削り落とす」仕組みです。ゴシゴシ強くこすりすぎると、網戸の網が伸びたり、最悪の場合破れたりする可能性があります。あくまで優しく撫でるように使うのがコツです。 - 「カス」が必ず出ます
メラミンスポンジを使ったことがある方なら分かると思いますが、使っているうちにスポンジ自体がボロボロと崩れて、消しゴムのカスのようなものがたくさん出ます。
こすり落とした網戸の汚れと、スポンジのカスが混ざって、床やサッシのレールに結構な量が溜まるんです。
ですから、メラミンスポンジで掃除した後は、必ず最後に掃除機(ハンディクリーナーやコードレス掃除機)で、下に落ちたゴミをしっかり吸い取ってくださいね。これをやらないと、せっかく網戸がキレイになっても、周りが汚れたまま…なんてことになってしまいます。
クイックルワイパーでサッと拭き掃除
「掃除機を出すのもちょっと面倒…」という時の、もっと手軽な裏ワザが「フロアワイパー(クイックルワイパーなど)」を使う方法です。
いつも床掃除に使っているワイパーの柄を短くして、「立体吸着ウエットシート」を取り付けます。これで網戸を拭くだけです。
ポイントは、まずタテ方向に拭いて、次にヨコ方向に拭くこと。こうすることで、網目の細かい部分にシートがしっかりフィットして、ホコリやベタつき汚れを絡め取ってくれるんです。
これはあくまで「軽い汚れ」や、シーズンの初めの「花粉だけサッと取りたい」という時に向いている方法ですね。
サッシのレール掃除も忘れずに
フロアワイパーを使った掃除で一つ見落としがちなのが、「サッシのレール」です。
網戸からかき出されたホコリは、結構な確率でレールに溜まります。花王の「クイックル ハンディ」のようなハンディワイパーでレールをなぞるのも良い方法だと思います。
ただ、家電店員としての視点でお話しすると、やっぱりここでも掃除機の「すき間ノズル」や「ブラシノズル」が活躍します。
特に、先ほども紹介したプラスマイナスゼロの「ほうきノズル(XJA-B030)」は、レールの角に溜まったガンコなゴミを掃き出しながら吸い取れるので、仕上がりが全然違いますよ。
バルミューダの専用ノズルセット(C-T100)に入っているブラシノズルも、こういう細かい場所の掃除にとても便利です。
網戸本体とサッシレールは、ぜひセットで掃除してあげてくださいね。
ウタマロや重曹で油汚れもスッキリ
「裏ワザを試したけど、イマイチ汚れが落ちない…」
その汚れ、もしかしたら「油汚れ」かもしれません。
特にキッチンに近い網戸は、調理中の油煙を吸い込んで、ホコリと油が混ざってベタベタになっていることが多いんです。外側の排気ガスと混ざると、さらにガンコな汚れになります。
こういうベタベタした油汚れは、水拭きだけではなかなか落ちません。
洗剤の力を借りましょう。
油汚れに効く洗剤の選び方
油汚れは「酸性」なので、その反対の「アルカリ性」の洗剤を使うと汚れが中和されて落ちやすくなります。ただ、強すぎるアルカリ性洗剤は網戸やサッシを傷める可能性もあるので、優しいものから試すのがおすすめです。
網戸の油汚れにおすすめの洗剤
- ウタマロクリーナー
これは本当に万能ですよね!中性洗剤なので手肌にも網戸にも優しいのに、油汚れにも強いのが特徴です。シュッとスプレーして雑巾で拭き取るだけでOKです。 - 重曹水(またはセスキ炭酸ソーダ水)
ナチュラルクリーニングの定番、重曹やセスキ炭酸ソーダは「弱アルカリ性」です。油を乳化させて(溶かして)落としやすくしてくれます。
重曹水の作り方(目安)
スプレーボトルに、水100mlに対し、重曹を小さじ1杯程度を溶かして作ります。(油汚れがひどい場合はセスキ炭酸ソーダの方が強力です)
これを網戸全体にスプレーして、5分から10分程度放置します。汚れが浮き上がってきたところを、雑巾やスポンジで拭き取ってください。最後に水拭きで洗剤分をしっかり拭き取って完了です。
油汚れがスッキリ落ちると、網戸を通る風がなんだか爽やかになった気がしますよね。
家電で完璧!網戸掃除の簡単な仕方と裏ワザ

さて、ここまでは家にあるものや手軽な道具を使った「裏ワザ」を中心にご紹介してきました。
でも、「裏ワザだけでは落ちないガンコな汚れ」や、「どうせならもっと徹底的に、完璧にキレイにしたい!」という時もありませんか?
そんな時は、やっぱり「家電」の出番です!
家電量販店で働いていると、お客様の「困った!」を解決するパワフルな家電たちを毎日見ています。網戸掃除も、適材適所で家電を使えば驚くほど簡単でキレイに仕上がるんですよ。
ここからは、家電のプロならではの視点で網戸掃除を「完璧」に近づける家電活用術をご紹介しますね。
花粉や砂埃を掃除機で吸い取るコツ
春先の花粉や黄砂、風が強い日の後の砂埃…。
網戸って、こういう乾いた汚れを真っ先にキャッチしてくれますよね。
これらの汚れ落としで、絶対にやってはいけないのが「いきなり水拭きする」ことなんです。
花粉や砂埃は、水分を含むと粘土のように固まってしまい、かえって網目にこびりついて「泥汚れ」に変化してしまいます。こうなると落とすのが本当に大変なんです。
ですから、必ず「乾いた状態で、まず掃除機で吸い取る」こと。
これが鉄則です。
ここでも、先ほどご紹介した「掃除機+新聞紙」の裏ワザが一番効果的ですね。布団ノズルなどを使って、網目に詰まった花粉や砂埃を、まずは徹底的に吸い出してしまいましょう。
掃除機でホコリを吸い取った後、さらにスッキリさせたい場合は、固く絞った雑巾で水拭きするか、クイックルワイパーなどで仕上げると完璧です。
掃除の頻度を減らす「予防」アイテム
一番の「簡単」は、そもそも汚れにくくすることかもしれません(笑)
最近は「網戸用フィルター」という、網戸の上からシールのように貼り付けるフィルターが人気です。ニトムズの製品などが有名ですね。
これを貼っておくと、花粉やホコリがフィルターでブロックされるので、網戸本体の汚れを大幅に減らせるんです。フィルターが汚れたら張り替えるだけなので、掃除の手間が格段に減りますよ。ただし、製品によっては少し通気性が落ちる場合もあるので、その点は確認してみてくださいね。
キッチン周りの油汚れにスチーム
先ほど、キッチン周りの「油汚れ」にはウタマロクリーナーや重曹がおすすめ、というお話をしました。
でも、「コンロの近くだから、あんまり洗剤は使いたくないな…」とか、「重曹スプレーでも落ちないガンコなベタベタがある…」という場合もありますよね。
そんな時の切り札が、「スチームクリーナー」です。
約100℃の高温スチームを勢いよく噴射することで、洗剤を使わずに、こびりついた油汚れを「浮かせて」「溶かして」くれるんです。同時に除菌・消臭効果が期待できるのも嬉しいポイントですね。
ただし、スチームクリーナーを使う時にも、絶対に守ってほしい「順番」があります。
重要:スチーム前には必ず「掃除機」を!
花粉や砂埃と同じで、網戸にホコリが溜まったままスチームを当てるのはNGです!
ホコリがスチームの水分を含んで、一瞬で「泥汚れ」に変化してしまいます。油と泥が混ざって、余計に網目にこびりつく最悪の事態になりかねません…。
必ず、先に掃除機で乾いたホコリをしっかり吸い取ってから、スチームクリーナーを使ってくださいね。
網戸掃除におすすめのスチームクリーナー
スチームクリーナーには、本体を持って使う「ハンディタイプ」と、床に置いて使う「キャニスタータイプ」があります。
網戸のような垂直な場所で使うなら、軽くて取り回しが良い「ハンディタイプ」がおすすめです。アイリスオーヤマの「STM-303」などは、手軽な価格で入門機としてピッタリだと思います。お店でも「お風呂のカビ取りやコンロ周りにも使えて便利!」と評判ですよ。
もし、網戸掃除のついでに床や家中の掃除にも使いたい!という方なら、アイリスオーヤマの「STM-304N」のような「キャニスタータイプ」の方が、スチームの連続使用時間が長くて便利かもしれませんね。
スチームを当てた後は、浮き上がった汚れを乾いた雑巾でサッと拭き取れば完了です。
広範囲は高圧洗浄機が早い?

「うちは道路沿いだから、排気ガスと砂埃で網戸が真っ黒…」
「1階で庭もあるから、土埃がすごくて…」
そんな、広範囲にわたるガンコな汚れには、もう最終兵器「高圧洗浄機」が最強です。
網戸の外側から、高圧の水流で一気に汚れを洗い流してしまいます。掃除機やスチームクリーナーとは比べ物にならないパワーで、網目の奥の奥までスッキリするのが快感ですよ。
もちろん、室内に水が入らないよう、窓はしっかり閉め切ってから使ってくださいね。
ただし、高圧洗浄機はそのパワーゆえに、一番注意が必要な家電でもあります。
警告:水圧が強すぎると網戸が破れます!
高圧洗浄機の水流を、一番細く強力な状態で網戸に当てると、一瞬で網が破れたり、枠から外れたりする危険性があります。
必ず、水圧を調整できる「バリオスプレーランス」のようなノズルが付属しているモデルを選び、水圧を一番弱く設定するか、水流を広角(扇状)にして、網戸から少し離れた位置から噴射するようにしてください。
マンションのベランダでも使える高圧洗浄機
高圧洗浄機といえば、「戸建て」で「水道の蛇口」と「電源コンセント」が必要、というイメージが強いですよね。
お店でも「マンションのベランダで使いたいけど、水道がなくて…」というお客様の声を本当に多く聞きます。
そんな悩みを解決してくれるのが、「タンク式」の高圧洗浄機です!
これは本体に水を溜めるタンクが付いているタイプで、水道の蛇口がなくても使える優れものなんです。アイリスオーヤマの「SBT-412N」などが有名ですね。これならマンションのベランダ掃除にも大活躍しますよ。
もちろん、戸建てでパワーを重視するなら、ケルヒャーの「K2 サイレント」のような定番スタンダードモデルがおすすめです。最近は静音設計になっているものが多いので、ご近所への音も昔より気にならなくなっていると思います。
カビ発見!安全な掃除の仕方
梅雨時や、結露しやすい窓際。
ふと網戸の隅を見ると…「黒い点々が…!カビ!?」なんてこと、ありませんか?
カビを見つけると、つい「カビキラー」のような強力な塩素系漂白剤を使いたくなってしまう気持ち、よ〜く分かります。
ですが、網戸やその周りのサッシに、家庭用の塩素系漂白剤を使うのは絶対に避けてください!
【重要】塩素系漂白剤はアルミサッシを傷めます!
多くの住宅で使われているアルミ製のサッシは、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)に非常に弱いんです。
薬剤が付着すると、塗装が変色したり、最悪の場合はアルミ自体が腐食して(錆びて)ボロボロになってしまうおそれがあります。
特にスプレータイプは薬剤が広範囲に飛散しやすく、拭き取り残しが出やすいため、サッシ周りへの使用は本当に危険です。
カビへの安全な対処法
では、カビを見つけたらどうすればいいか。
安全な対処法はこちらです。
- マスク着用:カビの胞子を吸い込まないよう、必ずマスクをしてください。
- アルコールで殺菌:まず、カビに消毒用アルコール(エタノール)を吹きかけて殺菌します。
- こすり落とす:カビが死滅したら、メラミンスポンジや使い古しの歯ブラシ、雑巾などで優しくこすり落とします。
そして、ここでも「スチームクリーナー」が活躍します。
高温のスチームは、カビの殺菌にもとても有効なんです。アルコールが手元にない場合や、より徹底的に対処したい場合は、スチームクリーナーでカビを狙い撃ちするのもおすすめですよ。
カビは見た目だけでなく健康にも影響を与える可能性があるので、安全な方法でしっかり除去してくださいね。
簡単な網戸掃除の仕方は裏ワザで解決
ここまで、網戸掃除の簡単な仕方や、いろいろな裏ワザをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
「網戸掃除=外して丸洗い」という大変なイメージが、少しは変わったんじゃないでしょうか。
完璧を目指しすぎると疲れちゃいますが、「今日はホコリだけ掃除機で吸っておこう」とか、「ベタつきが気になるからウタマロで拭いてみよう」と、汚れのレベルやご家庭の環境に合わせて使い分けるのが、キレイを保つ一番のコツだと思います。
最後に、汚れレベル別のおすすめ掃除法をまとめておきますね。
| 汚れレベル | 主な汚れ | おすすめの掃除法(裏ワザ) | おすすめ家電 |
|---|---|---|---|
| レベル1(軽い) | ・室内のホコリ ・軽い花粉、砂埃 |
・フロアワイパー(ウエット) ・メラミンスポンジ |
・コードレス掃除機 (+新聞紙の裏ワザ) ・空気清浄機(併用) |
| レベル2(中程度) | ・キッチン周りの油汚れ ・タバコのヤニ ・こびりついたホコリ |
・ウタマロクリーナー ・重曹、セスキ炭酸ソーダ |
・スチームクリーナー (※先に掃除機が必須) |
| レベル3(ガンコ) | ・広範囲の排気ガス ・真っ黒な砂埃、土埃 ・長年放置した汚れ |
・(洗剤での拭き掃除) | ・高圧洗浄機 (※水圧調整とサッシ保護に注意) (※マンションはタンク式) |
| 特殊(要注意) | ・カビ | ・消毒用アルコール (※塩素系は絶対NG) |
・スチームクリーナー(殺菌) |
便利な家電の力を上手に借りれば、面倒な網戸掃除も「簡単」な裏ワザに変わります。ぜひ、ご自宅に合った方法で試してみてくださいね!



